こんにちは!元公務員の ろびんそん です。
国家公務員の総合職を受けるひとの多くが不安を抱える「官庁訪問」。
面接だけでなく、学歴も合否に影響するのではないのか・・・・・・?と考えてしまう受験生も多いですよね。
いわゆる「キャリア官僚」と呼ばれる人たちは、東大や京大などの出身者が多いと言われているので、
内定を獲得するには、高学歴じゃないと厳しいんじゃ・・・?
と、不安に思ってしまいます。
この記事では、「官庁訪問で内定をゲットするためには学歴は必要なのか?」という疑問に対して徹底解説していきます!
この記事を書いた私は、元公務員かつ、国家公務員の総合職の官庁訪問で内々定をもらった経験あり。
当時の実体験を交えて、具体的に解説していきます。
- 官庁訪問で学歴が関係あるかどうかは、省庁によりけり
- 学歴があまり関係ないと言われている省庁は?
- 学歴が必要と言われている省庁は?
- 学歴よりも大事なこと:省庁研究
- 官庁訪問仲間と情報交換すべし
- 【入省後】高学歴がシゴデキとは限らない
この記事を読めば、どんな学歴の方も自信をもって官庁訪問に臨むことができますよ!
【官庁訪問】学歴が関係あるかどうかは、省庁によりけり


わたしが実際に官庁訪問を経験してみた結果、
学歴が影響することもあれば、しないこともある。そして、学歴をみる省庁もある一方、学歴をみていない省庁もある。
ということが分かりました。
省庁によってマチマチということですね。
わたしは学歴でいうと「下の中」くらいでしたが、総合職の官庁訪問で内々定をいただくことができました。
反対に、旧帝のひとしか最終クールに残らなかった・・・・・・という話も。
私が官庁訪問をした時は、
○○省って、東大京大慶大しか採ってないらしいよ。
という噂は常にありました。
私は1つの省庁しか官庁訪問しませんでしたが、2~3省庁を官庁訪問した友人は、
○○省は、旧帝の文系の人しか残らなかった・・・。
という話も聞きました。
ここで気になるのが、
学歴を見ている省庁・学歴をあまり見ていない省庁
が、具体的にどの省庁なのか。
実際に官庁訪問を経験した私と、私の友人(官庁訪問で知り合った仲間)の実体験をもとに推測してみます!
学歴をあまり見ないといわれている2省庁
私や私の友人たちの予想では、
- 国土交通省
- 農林水産省
この2つの省は、学歴を見ていないと囁かれていました。
実際、農林水産省の最終のクールを通過した受験生の顔ぶれを見ると、
ろびんそん
東大が2人しかいない・・・!
国土交通省も、農林水産省と同じような感じだったと友人から聞きました。
ですが、全く学歴に触れられないというわけではありません。
農林水産省へ官庁訪問しに行った時には、
○○大学○○学部○○学科って、どんなこと勉強するの?
と面接官から質問されました。
学歴云々ではなく、自分がいる大学で勉強していることを堂々と答えました。
内心、旧帝でもない地方大学の学生だった私は、学歴コンプがあったのも事実ですが(笑)
でも、内々定者の顔ぶれを見たら、学歴の心配は無用だったなと思いましたね。
学歴を見ているといわれている3省庁
私の友人たちの予想では、
- 財務省
- 経済産業省
- 警察庁
いわゆる花形の省庁ですね。
これら3つの省庁は、学歴を見ているのでは?と囁かれていました。
○○省の内々定者、ほぼほぼ旧帝の人らしいよ。
最終クール後にはこんな話が飛び交っていました。
受験生から人気のある、すなわち受験者数の多い省庁です。
母数が多いことから、多くの高学歴勢が集まりやすいのでは?と思います。
学歴よりも大事なこと:省庁研究


さて、学歴事情はとっても気になると思いますが、学歴コンプでクヨクヨ悩んでいる暇はありません。
学歴は変えることが出来ませんので、今できることに集中しましょう!
訪問する省庁を徹底的に調べよう!
官庁訪問の面接の時には、学生時代の話よりも・・・
- その省庁に入ってから、どんな仕事がしたいのか?
- 自分のどんな能力が、その仕事に活かせるのか?
この2点を中心に聞かれます。
ここで中途半端な知識の状態で、政策をしゃべってしまうと非常に危険です。
面接官たちは、その政策を熟知している人ばかりです。
白書をさらっと読んだだけでは、キツい質問に答えられません。
官庁訪問では、人事院面接と違って「圧迫面接」がフツーにあります。
常に、
- そうじゃないよね?
- ふーん、何で?
こんな言葉で否定され続け、「何で何で攻撃」に遭います。


政策をしっかり理解して自分の意見を持っていると、意地悪な質問にも答えられます。
なので、訪問する省庁の政策と自分の意見をしっかり整理しておきましょう!
官庁訪問仲間と情報交換すべし
官庁訪問をしていると、同じ省庁を訪問している受験生としゃべる機会があるかと思います。
多くの受験生としゃべるようになると、
自分が行きたい省庁が・・・
- 学歴をあまり重視していない?
- 学歴が影響するっぽい?
どっちなのか、だいたい分かってきます!
周りの受験生は、あなたが思っているより多くの情報を握っています。
ぜひ周りの受験生に聞いてみましょう!
学歴のことだけでなく、面接官の情報や面接で聞かれたことも情報交換しておくと、少し不安な気持ちがなくなりますよ◎
【入省後】高学歴な人が仕事できる人とは限らない


キャリア官僚の卵の皆さんに伝えたいことです。
世間一般、高学歴な人ほど大企業に入社できたり、キャリア官僚として霞ヶ関で働けたりするイメージが強いと思います。


そんな高学歴な人は、超優秀かつ仕事もできる!というわけではありません。
もちろん、高学歴な人は頭の回転が速くて優秀な人が多いです。
でも、高学歴な人でも仕事ができない人はいます。
私の職場でも、東大卒の人がいましたが・・・
- 他人あての電話を取ったとき、電話の取り次ぎができない
- 上司から複数の仕事を指示されるも、優先順位をつけて仕事ができない
本人は気にしていたようで、とても悩んでいたと聞きました。


学業では優秀な成績を修めても、その能力が全ての仕事に活かせるわけではありません。
克服しようと努力しても、努力ではどうにもならない部分が仕事では出てきます。
高学歴=仕事ができる人
という先入観を持たず、柔軟な考え方ができる公務員が増えると嬉しいです。
まとめ
国家公務員総合職の官庁訪問で学歴が重視されるのか?されないのか?について解説しました。
学歴が影響すると言われている省庁もあれば、あまり影響しないと言われている省庁もあります。
ですが、皆さんに学歴でクヨクヨ悩む時間はありません。
省庁の政策を調べたり、仲間と情報収集したり、今できることをやりましょう◎
精神的にも肉体的にもハードな官庁訪問。
無事乗り切ることができるよう、応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。