公務員試験対策 PR

【国家総合職】農業系の公務員試験合格のための勉強方法!元公務員が解説します

ブログ記事のアイキャッチ画像
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!元公務員のろびんそんです!

農業系の職種で公務員試験を受験しよう!となったとき。

親切に勉強方法を解説してくれるサイトはあまり存在しないですよね。

国家総合職ともなれば、特に情報が少ないもの。

私が受験生のときも、

受験生の
ろびんそん

具体的な勉強方法とかオススメの参考書を網羅的に解説してくれるサイトがあったらなぁ。

と強く思っていました。

なので、私のように情報を求めている皆さんに・・・

農業系の公務員試験対策超具体的に解説したいと思います!

私が実際に使った参考書試験での体験もお話しします。

初めて受験する方も、再チャレで受験される方もぜひ参考にしてください!

農業系の公務員試験対策で重要なのは「配点比率」で戦略を立てること!

農業系の公務員試験対策でカギとなるのは「配点比率」

公務員試験はキホン、出題範囲がかなり膨大です。

膨大な出題範囲を全て勉強する時間がある!という人は全て勉強しても大丈夫です。

ですが、時間がない人は限られた時間で効率的に勉強したいですよね。

限られた時間で勉強して、最終合格&内定を勝ち取るためには何が大事なのでしょうか?

それは・・・

  • 重点的に勉強する科目をしぼること
  • 「捨て科目」を決めること

です!

重点的に勉強する科目と捨て科目を決めるときのヒントになるのが「配点比率」。

国家公務員でも地方公務員でも、受験案内にたいてい載っています。

試験勉強を始める前に、必ず配点比率をチェックしましょう!

配点比率を見て具体的な戦略を立ててみよう!

2024年度の国家総合職の受験案内を見てみると・・・

出典:国家公務員試験採用情報NAVI より引用

配点比率順にならべてみると・・・

専門記述 >> 専門多肢選択と人物 > 基礎能力と政策論文

となります。

注目すべきは、専門試験の配点比率の高さ

記述式と多肢選択式を足すと、配点比率は15分の8となります。

そして、基礎能力試験と政策論文試験の配点比率の低さ

基礎能力試験の「知識分野」に至っては、出題数が極端に少ないです。

なので大まかな戦略としては、

【国家総合職】公務員試験勉強の大まかな戦略
  • 専門試験(記述、多肢選択ともに)を重点的に勉強する
  • 基礎能力試験のうち「知識分野」は捨てる

です。

受験生

えっ?!?!知識分野まるっと捨てるの・・・?!

驚く人も多いはず。

「知識分野」を捨てるのには大きな勇気が要りますよね。

ですが、出題範囲が膨大なのに点数にはあまり反映されない「知識分野」に時間を割くのはとても非効率。

知識分野を勉強する時間があるなら、専門試験の対策を充実させましょう。

農業系公務員試験の「専門試験」対策にオススメの勉強方法!

専門試験は配点比率が非常に高く、優先して勉強する必要があります。

具体的に、どんな参考書を使って、どんな風に勉強を進めていけばよいのでしょうか?

農業系公務員試験の「専門試験」にオススメの参考書

専門試験には「記述式」と「多肢選択式」があります。

どちらの対策にも有効なのが、参考書を何度も読み込む方法です。

専門の対策にオススメの参考書をご紹介します。

専門試験対策用のオススメな参考書
  • 技術系新スーパー過去問ゼミ 農学・農業
  • 農学基礎セミナー 作物栽培の基礎
  • 農学基礎セミナー 野菜栽培の基礎
  • 農学基礎セミナー 果樹栽培の基礎
  • 農学基礎セミナー 草花栽培の基礎
  • 農学基礎セミナー 害虫・雑草防除の基礎
  • 農学基礎セミナー 土と微生物と肥料のはたらき
  • (食料・農業・農村白書)

たくさんありますね・・・

悲しいことに、国家総合職の場合は過去問での対策だけでは点数は伸びません

国家総合職を受験するあなたは、過去問ではない参考書も読んでおきましょう!

「食料・農業・農村白書」は農林水産省のホームページからダウンロードできます。もちろん無料です。

【参考書別】農業系公務員試験の「専門試験」の超具体的な勉強方法

技術系スーパー過去問ゼミ 農学・農業

いちばん最初に挙げましたが、スー過去は何度もやる必要はありません

対策するにあたり、最初のステップは「敵を知る」ことです。

  • どのような内容の問題?
  • 難易度はどれくらい?
  • 出題傾向はどんな感じ?

スー過去を使って、実際の試験問題や出題傾向を知っておきましょう。

同時に、今の知識がどのくらい試験で通用するか試してみましょう。

この参考書を1周やってみたら、次のステップに進みます。

農学基礎セミナー ○○栽培の基礎

スー過去を1周やると、どのような内容を頭にたたき混めばよいか見えてきましたよね。

その状態で、農学基礎セミナーを読み進めていきましょう。

手順としては、

農学基礎セミナーを使った勉強方法
  1. 農学基礎セミナーを最低3周読む
  2. 多肢選択式での頻出事項を暗記
  3. 記述式対策用に、語句説明の練習をする

多肢選択式での頻出事項は、

  • 科名
  • 学名
  • 着果習性などの生育特性
  • 栽培方法
  • 主要な病害と虫害

科名は何とかなる部分も多いですが、問題は学名。

もう語呂合わせでも何でもアリです。覚えやすい方法で大丈夫です。

生育特性と栽培方法は、文字ごと暗記するのは農家でも無い限りムリです。

参考書中のイラストを見ながら、理解するように覚えましょう。

そして、だいたい覚えたかな?と思いはじめたら、語句説明の練習をします。

記述式のための対策ですね。

記述式とはいっても、小論文ほどの長文を書かされるわけではありません。

口頭で言えるレベルなら十分です。

農学基礎セミナー:害虫・雑草防除の基礎

同じ農学基礎セミナーでも、○○栽培の基礎ほど頑張る必要はありません。

まず2周くらい読み込みます。

  • 害虫/雑草名
  • 加害作物
  • 被害の特徴
  • 防除方法

を覚えましょう。

これも文字だけで覚えるのではなく、写真やイラストと一緒に覚えると早いですよ。

害虫系は「昆虫学」でも出題されます。

昆虫の生理生態も併せて理解しておきましょう。

農学基礎セミナー:土と微生物と肥料のはたらき

害虫・雑草防除と同じように、2周ほど読み込めばOKです。

  • 土壌の構造
  • 肥料の種類
  • 農作物への作用
  • 共生菌

を中心に覚えましょう。

学生時代にすでに授業勉強した方は、さらっと読むだけでもOKです。

食料・農業・農村白書

さて、いちばんの鬼門は白書です。

白書はとってもページ数が多く、小難しい表現で書かれてます。

白書の内容を覚えるのにはかなりの時間がかかります。

なので、農業経済系を選択しない方はガッツリ勉強する必要ありません。

農林水産省へ官庁訪問される場合は、この白書の内容のうち興味のある政策ぐらいは熟読しておきましょう!官庁訪問では必ず聞かれます。

国家総合職の「人物試験」の流れと対策

国家総合職の「人物試験」はどんな雰囲気?

人物試験は「第2次試験通知書」に記載された日時と場所で受験します。

私が受験したときは、待機部屋みたいなところで待ち続けて、呼ばれたら面接会場へ行くという感じでした。

官庁訪問とは違って、全く圧迫面接ではありませんでした。

なので、人物試験の対策をめちゃめちゃ頑張る必要はありません

国家総合職の「人物試験」の対策方法

人物試験の対策は、そんなに力を入れてやるものでもありません。

1次試験が終わってからの対策で十分間に合います!

ただ、全く対策をしないで挑んでしまうとキケンです。

以下のような、最低限の対策はしておきましょう!

「人物試験」で準備しておきたい項目
  1. 国家総合職を志望する理由、やりたい仕事
  2. 国家一般職との違い
  3. 学生時代に力を入れて取り組んだこと
  4. 卒論の概要
  5. 併願先(正直に!)

難しいのは「国家一般職との違い」です。

農林水産省のホームページには以下のように書いてあります。

農林水産省採用情報より引用

つまり、

総合職は主に霞ヶ関で政策立案をする。

一般職は地方農政局で実働部隊として事務をする。

ということですね。

現実は必ずしもそうではありませんが、ホームページに書いてあるので模範解答です。

自分の思いと併せて伝える場合は、

受験生

いま日本が抱える~~課題に対して、自分は総合職の職員として、関係部署と連携を取りながら~~政策を提案して、日本の農業が抱える課題を解決していきたいです!

と言えば問題ないです。

「一般職との違い」を含め、しゃべるネタは頭の中だけにしまっておくのはNG。

試験本番では、緊張のあまり喋るネタが吹っ飛んでしまうことがあります。

なるべくネタが吹っ飛ばないようにする方法。

それは、

  1. (必要であれば)ネットで情報収集する
  2. 自分の思いやエピソードをノートに書きまとめる
  3. しゃべれるようにアウトプットの練習をする

何度も声に出して喋る練習をすることが大事です!

面接では黙り込んでしまったら完全アウトです。

緊張してうまく喋れなかったら、

受験生

すみません、緊張してて・・・

と言えばいいんです。とりあえず喋りましょう。

面接の最後に、

面接官

最後に何か言いたいことはありますか?

なんて聞かれることもあります。

「自分はこんな経験や能力がある!だから自分を雇うとこんな良いことがあるよ!」とアピールできると◎です!

国家総合職の「基礎能力試験」の勉強方法!

専門の次に対策すべき、基礎能力試験(知能分野)の勉強方法です。

基礎能力試験の「知能分野」の出題数は多く、同じ基礎能力試験の「知識分野」とは違って対策が必要です。

具体的な勉強方法を見ていきましょう

国家総合職の判断推理、数的推理、資料解釈の勉強方法

判断推理、数的推理、資料解釈は対策すれば伸びる分野。

「地頭のよい人が有利」と誤解されがちですが、ちがいます。

数をこなした人が有利」なのです。

私が実践して効果的だな!と思った方法は、

判断推理、数的推理、資料解釈の勉強方法
  • 参考書の問題の解法パターンを覚える
  • 解説を見ずに、もう一度同じ問題を解いてみる
  • 解法パターンを覚えるまで、参考書を何周も解く
  • 自力で解けるようになってきたら過去問集を解く

こんな感じです。

解法パターンを覚えるのが、けっこう大事なんです。

私が解法を覚えるための参考書として使っていたのは、

オススメの参考書
  • 畑中敦子の判断推理 ザ・ベスト NEO
  • 畑中敦子の数的推理 ザ・ベスト NEO
  • 畑中敦子の資料解釈 ザ・ベスト NEO

畑中敦子先生の参考書は、とても丁寧に問題の解法を解説してくれています。

だんだんと「こういう問題はこのパターンで解くんだな」と分かってくると思います。

自分の中で解法が身に付くまで何周もやりましょう。

解法が身に付いてきたら、過去問集をひたすら解き進めましょう。

国家総合職の文章理解の勉強方法

文章理解、すなわち国語と英語です。

こちらは、数的推理や判断推理のように解法を覚えるものではありません。

過去問集を毎日ちょっとずつコンスタントに解いて、問題慣れしましょう。

私は国語と英語が苦手なこともあり、文章理解はかなりの苦痛でした。

苦手なりに、毎日○問と決めてコツコツと解き進めていったら少しずつ解けるようになりました。

特に苦手な方は毎日1問でも良いので、問題を解くようにしましょう!

国家総合職の「政策論文試験」対策の方法

小論文(政策論文試験)の対策です。

小論文の対策で大事なことは以下の2点です。

  • 1次試験が終わってから対策をする
  • 時間を意識して書く練習をする

小論文は、配点比率が低いです。

書く時間もたっぷりあります。

そして、判断推理や数的推理みたいな難易度が高い問題があるわけでもありません。

なので、1次試験が終わってからの対策でもじゅうぶん間に合います

だからといって、本番まで何もしないのはキケンです。

過去問を使って書く練習をしてみましょう。

実際に書く練習をするときは、試験時間を意識するとより効果的です。

問題文を読むのに○分、構成を練るのに○分、前半が書き終わるまで○分・・・

このように練習しておくと、本番で緊張している状況でも焦らず書くことができます!

まとめ

国家総合職を受験する人向けに、農業系公務員試験の対策を解説しました!

  • 配点比率で戦略を立てる
  • 専門試験の対策を重点的にやり、基礎能力試験の「知識分野」は捨てる
  • 専門試験の対策は、過去問集+専門書+白書
  • 基礎能力試験の「知能分野」の対策は、解法を覚える&過去問を解く
  • 人物試験と政策論文試験の対策は、必要最低限でOK

当サイトでは、国家一般職や地方上級の対策の記事も書いています。

併願する方はぜひご覧ください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA