こんにちは!元公務員のろびんそんです!
公務員が民間企業に転職するのは難しいのかな?
公務員が民間企業に転職することは難しいイメージがありますよね。
そもそも公務員で民間企業へ転職する人は、あまり周りにいないです。
身近に「転職の成功事例」がいないことから、不安な気持ちになっていませんか。
- 公務員のままでいた方が良いのでは・・・?
- 公務員が民間企業に転職できるか不安
- 条件が悪い企業だったらどうしよう・・・
このように転職を迷っている公務員の皆さん。
この記事を読むことで、自信を持って転職する覚悟(または公務員のままでいる覚悟)を決めることができます!
この記事を書いた私自身も、公務員時代に何度も繰り返した転職活動。
私の経験談もふまえて、転職を迷っている公務員の皆さんの背中を押せるような解説としました!
公務員から民間企業への転職は難しいのか?
公務員から民間企業へ転職することは可能
まず結論ですが、公務員から民間企業へ転職することはできます。
公務員から民間企業への転職は難しいと世間では言われています。
でも、実際は公務員を辞めて民間企業へ行く人は意外に多いんです。
私自身も転職活動をしたとき、エントリーした半分以上の企業から内定をいただきました。
転職エージェントからも、
公務員の方でも転職していますよ。企業側も公務員を避けるような動きは特にないですね。
と言われました。
あなたが思っているよりも、公務員の転職ハードルは低いですよ◎
公務員の転職が難しいと言われる理由
転職に成功している公務員も多い中、なぜ「公務員の転職は難しい」と言われてしまうのでしょうか?
主な理由を4つ挙げます。
- 公務員より給料が良い企業は少ない
- 公務員は、利益・コスト意識の考え方が甘いと思われている
- 公務員の仕事内容が正しく理解されていない
- 公務員に対する風当たりの強さ
順番に説明していきます。
公務員より給料が良い企業は少ない
公務員から民間企業へ転職しようとすると、どうしても給料が落ちます。
未経験の業界での転職となると、余計にです。
私が公務員3年目の時に転職活動をしたとき。
提示された給料(年収)は、自分の給料より50万円ほど低かったです。
公務員時代より給料が下がることを想定していない場合は、給与面で折り合いが付きません。
そして結局、転職できなくなってしまいます。
公務員は、利益・コスト意識の考え方が甘いと思われている
公務員は、民間企業と比べると、
- たくさんの利益を生み出すこと
- その利益を生み出すためにコストを抑えること
このような意識が乏しいと言われています。
公務員は、利益のためではなく「国民・住民のために働く」という色が強いです。
最近では公務員の世界でも、予算がカットされて「なるべくコストをかけない」ような仕事の仕方に変わってきました。が、民間企業に比べたらコスト意識は弱いまま。
利益・コストに対する考え方の違いから、「公務員は考え方が甘い」というイメージが持たれてしまいます。
採用担当者が「公務員は甘い」と思っていると、転職活動が思うように進みません。
公務員の仕事内容が正しく理解されていない
公務員ってどんな仕事をするの?
という問いに答えられるのは、意外に少ないです。
公務員でない人がイメージするのは、
- ラクそう
- マニュアル通り
- 9時-5時
せいぜいこれくらいでしょう。
公務員の仕事内容は、自治体ホームページの職員採用ページで割とオープンに掲載されています。
ですが、不思議なことに公務員の仕事を具体的に知っている人は少ないのが事実です。
自分がどんな仕事をしてきたのか、転職活動の面接で丁寧に話す必要があります。
公務員に対する風当たりの強さ
公務員に対する風当たりの強さは、ずっとあります。
住民の方から、
公務員はいいよなぁ?何もしなくても給料が入ってきて。
公務員の方だと、このように言われたことがありますよね。
最近になって、公務員の大変さが報道されるようになってきました。
ですが、依然として「公務員はラクでいいよなぁ」と思っている人も多いです。
転職活動の面接では、どんな困難があって、どのように乗り越えたかを説明しましょう。
公務員が民間企業へ転職するメリットとデメリット
公務員が民間企業へ転職するメリット3選
公務員が民間企業へ転職するメリットはたくさんありますが、特に大きなメリットとなる3点を説明します。
- 自分の裁量で仕事がしやすい
- 古い慣習から抜け出せる
- 副業ができる
自分の裁量で仕事がしやすい
公務員は、1つ小さなことをするだけでも上司・その上の上司の承認が必要です。
良く言えば、ミスを防ぐことができたり、より大きなミスに繋がることが防げたりします。
ですが、人によっては「やりがいが無い」と思ってしまうことも。
そんな人には、自分の裁量で仕事ができる民間企業(特に中小企業)が良いです。
古い慣習から抜け出せる
公務員が働く職場では、古い慣習が残っています。
ダラダラ仕事をして夜までデスクにいる人が評価されたり、形式張った飲み会に参加しなければいけなかったり。
行き過ぎた上下関係から、パワハラ・セクハラが横行している職場もありますよね。
一部の大企業なんかだと古い慣習が残っていると聞きますが、多くの企業が新しい働き方・考え方で仕事をしています。
古い慣習が残る職場を抜け出して、時代に合った働き方をしましょう。
副業ができる可能性がある
副業ができる可能性があるのは大きいですよね!
公務員ができる副業は、せいぜい非営利団体でのボランティアくらいでした。
こっそり副業をやってバレたときには、重いペナルティが課されます。
ですが、転職先が民間企業だと副業OKにしている企業もあります。
副業OKの企業に転職できたら、
- 収入を増やすこともできる
- 副業を通してスキルアップもできる
副業ができるのは、大きなメリットです。
公務員が民間企業へ転職するデメリット3選
公務員が民間企業へ転職するデメリットです。
このデメリットに目をつぶったまま転職してしまうと、大きく後悔してしまいます。
デメリットを把握して、転職するかどうかを決めましょう。
- 経済的な安定を手放すことになる
- 社会的信用を手放すことになる
- 給料が下がる
経済的な安定を手放すことになる
一番のデメリットは「経済的な安定を手放すことになる」です。
公務員を続けていれば、60歳過ぎまで給料が保障されています。そして給料は確実に上がり続けます。
民間企業の場合は、公務員よりも雇用が不安定です。可能性は低いですが、リストラされることもあります。
公務員を辞めるということは、収入面での安定を手放すというリスクを負うこと。
安定を手放す覚悟を決めないと、転職後に後悔してしまいます。
社会的信用を手放すことになる
公務員は、社会的な信用が最も高い職業です。
公務員というだけで、
- 住宅ローンの審査に落ちづらい&金利が優遇される
- クレジットカードの審査に落ちづらい
- 賃貸の審査に落ちづらい
これくらい、公務員は社会的信用が高い職業です。
安定を手放すのに似ていますが、公務員を辞めるということは社会的信用も手放すこと。
社会的には、公務員でいることは大きなメリットとなりますが、あなたは大きなメリットを手放す覚悟を決めていますか?
転職後に後悔しないために、じっくり考えて転職するかを決めましょう。
給料が下がる
公務員の転職が難しい理由にも書きましたが、民間企業へ転職する場合は給料が下がることが多いです。
未経験業界への転職は特に給料が下がります。
民間の方が給料良さそうだし~~
公務員よりも民間企業の方が給料良いと思っている方。
給料が上がることを想定しているのであれば、転職はオススメできません。
転職後、年功序列で上がり続ける給料がどれだけ魅力的か、気付くはずです。
公務員が民間企業への転職を成功させるためには?
安定を手放す覚悟を持つ
転職した後も気持ちよく働き続けるためには、安定を手放す覚悟を決めてから転職することをオススメします。
安定は公務員だけの特権のようなもの。
苦労して公務員試験を突破して得た「安定」は、そう簡単には手に入りません。
公務員、辞めなければ良かった・・・。
と思ってからでは遅いです。
転職後に後悔しないためにも、安定を手放す覚悟を決めることが重要です。
丁寧すぎる自己分析を行う
本格的に転職活動に入る前に、自己分析を丁寧にやりましょう。
自分の性格や価値観は、自分で分かっているようで分かっていません。
自分の性格や価値観をツールを使って分析し、業界や職種を決めましょう。
私が実際に使って良かったと思ったのが、
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 – 八木 仁平 (著)
です。
この本は、自分が生まれてから今に至るまでの行動を振り返りながら、自分が大事にしている価値観を気付かせてくれ、「自分のやりたいこと」を導き出してくれる本です。
絶対に転職を成功させたい方は、この本を使ってじっくり自己分析をしましょう。
転職エージェントを使って転職活動をする
自己分析が終わったら、転職エージェントに登録して本格的に転職活動をスタートさせましょう。
転職エージェントは無料で転職の支援をしてくれます。
- 求人情報(未公開求人も含む)を教えてくれる
- 企業と求職者のやりとりを仲介してくれる
- エントリーシートの添削をしてくれる
- 面接練習の講習会をしてくれる
これらの支援を無料で受けられるのは、とってもありがたいことです。
しかし、転職エージェントを使うと・・・
- 何かと決断を急かされる
- 紹介された企業がブラック
- 連絡がしつこい
転職エージェントはたくさんあるので、全部のエージェントが押しが強いわけではありません。
私が実際に使ってみて、オススメの転職エージェントを紹介します。
どれか1つだけ登録するよりも、2~3つ登録することをオススメします。
転職エージェントによって紹介してくれる求人が異なるからです。
しかし、4つ以上登録してしまうと、転職エージェントとのやりとりが面倒くさくなってしまいます。
多ければ多い方が良いというものでもないので、2~3つ登録すれば十分です。
まとめ
公務員の転職について解説しました。
- 公務員が民間企業へ転職するのは可能
- 公務員が転職するメリットはあるものの、デメリットのダメージも大きい
- 公務員が転職を成功させるためには、安定を手放す覚悟を決め、丁寧な自己分析をやったあとに転職活動をする
公務員の転職で一番キケンなのは、安定を手放したことに後悔して戻りたくなってしまうことです。
- あのとき公務員を辞めて良かった
- あのとき公務員でいる選択をして良かった
お読みいただいた皆さまが、このように思えることを願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。