こんにちは!元公務員のろびんそんです。
公務員試験に合格した方は、しばらく経つと「採用時の健康診断」を受けることになったり、健康診断書の提出を求められたします。※警察や消防などの採用試験では、試験期間中に実施します
多くの方は採用時の健診が初めてなので、
健康診断、どんな項目があるのかな?
と思う方も多いですよね。
そんな方に向けて、この記事では、採用時に行われる健康診断の項目を中心に解説していきます。
- 採用時の公務員の健康診断とは?
- 採用時の健康診断って、どんな項目がある?
- 健康診断の費用はいくら?
- 健康診断がある日は飲食禁止?
- 健康診断で準備しておくと良いこと
この記事を書いた私は元公務員(県職員)。
私の経験談も交えて、分かりやすく解説してきます!
公務員にも採用時の健康診断がある
新しく公務員になる人は、採用時に健康診断を受けます。採用時に健康診断があるのは、公務員も会社員も同じ。
公務員の採用時に行われる健康診断は、人事院規則第10ー4第19条で定められています↓
(採用時等の健康診断)
出典:人事院規則第10ー4より引用
第十九条各省各庁の長は、職員(人事院の定める非常勤職員を除く。以下この条、次条第二項第二号及び第二十一条の二において同じ。)の採用に際し、その者の健康診断(第二十二条の四第一項に規定する検査を除く。以下第二十四条の四までにおいて同じ。)を行わなければならない。職員を新たに別表第三に掲げる業務に従事させる場合にも、同様とする。
2前項の健康診断の検査の項目は、人事院が定める。
「行わなければならない」という強い表現ですね。採用時の健診は必ず実施されます。
公務員試験に合格した方には健康診断の案内が来ますので、必ず受けましょう。
健康診断を受ける方法としては、主に3パターンあります。
- 他の合格者と一緒に、集団で検診を受ける(日時・場所が指定)
- 指定された病院に、個人で受けに行く
- 自分で病院を選び、個人で受けに行く
などの方法があります。
どのように健康診断を受けるのかは、採用側から指示されます。
採用側の指示に従って、健康診断を受けましょう。
採用時の健康診断って、どんな項目があるの?
採用時の健康診断には、どんな項目があるのか?気になりますよね。
国家公務員の場合と地方公務員の場合に分けて解説していきます。
【国家公務員】健康診断の項目
国家公務員の場合、採用時の健診の項目は人事院規則第10ー4でしっかりと定められています。
検査項目の一覧を見てみましょう。主な検査項目はこんな感じ↓
- 既往歴、業務歴
- 身長、体重、腹囲、視力、聴力、肥満度の測定
- 自覚症状、他覚症状
- 胸部エックス線検査
- 血圧、血糖検査、尿中の蛋白・糖の検査
そのほかに、年齢等によって心電図検査や血中脂質検査があります。
【地方公務員】健康診断の項目
地方公務員の場合は、各自治体の健康管理系の規程で定められています。
自治体の規程で検査項目を決めていることもあれば、「労働安全衛生規則」第43条に定められた項目としているところもあります。
参考までに、労働安全衛生規則に定められた検査項目をみてみましょう。
- 既往歴、業務歴
- 自覚症状、他覚症状
- 身長、体重、腹囲、視力、聴力
- 胸部エックス線検査
- 血圧
- 貧血検査
- 肝機能検査
- 血中脂質検査
- 血糖検査
- 尿検査
- 心電図検査
国家公務員の検査項目とはすこし違う部分もありますが、共通する部分が多いですね。
私が県職員だったとき、検査項目は「労働安全衛生規則」と同じ項目でした。
お腹を空かせた状態で、低血糖でフラフラになりながら集合場所に行ったのを鮮明に覚えています(^_^;
採用時の健康診断って費用いくら?
採用時に行う健康診断は、費用がかからない(=組織側が負担してくれる)場合と、費用がかかる(=自腹)場合があります。
私が新卒で就職した県庁では、採用時の健康診断は無料(=組織側が負担)でした。
健診の日時と場所を指定され、当日になったら他の合格者と一緒に県立の病院に行きましたね。
一方、健診費用が自腹のパターンもあります。
健診の費用は病院によって異なりますが、1万円くらいと思っておきましょう。
ぶっちゃけ、安くはない・・・。
なるべく健診費用を抑えるために、お安い料金で実施している病院を選びましょう。
健康診断を受ける前に準備しておくこと
健康診断では、衣類の着脱があったり、尿検査・血液検査があるので、前日と当日に気を付けることがたくさんあります。
健診の前日・当日に分けて、準備しておくことを解説していきます。
健診の前日に準備しておくこと
午前中に健診がある場合、前日の午後9時以降は絶食とされることが多いです。
健診が午後の場合は、前日に食事を取っても大丈夫です。
健診の当日に準備しておくこと
健診当日は水とお茶だけ飲むことができます。健診が午後からの場合、朝8時までは食事してもよいとする病院が多いです。
服装は、着脱しやすい服装。他の合格者と一緒に集団で受ける場合は、スーツが無難です。
1人だけラフな格好をして行くと、浮く可能性があります。
個人で受けに行く場合は、ラフな格好でも大丈夫です。
普段メガネをつけている人(コンタクトレンの人も)は、メガネを忘れないようにしましょうね。視力検査のときに必要になります。
まとめ
採用時の健康診断について解説しました。
- 公務員界隈でも、採用時の健康診断が実施される
- 検査項目は、身長・体重だけでなく血液検査や尿検査まである
- 健診の費用がかからない場合もあれば、自腹の場合もある(1万円くらい)
- 健診の前日・当日は、飲食や服装に気を付ける
当サイトでは、元公務員の私が「公務員になった初めの頃に知っておきたかった・・・」と思ったことを記事にしております。
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