こんにちは!元公務員のろびんそんです。
公務員試験を受ける人の多くは「予備校か独学か」で一度は悩みますよね。
予備校に通うとなると気になるのは受講料。
予備校によっては50万円を超えるコースもあるので、気軽に申し込める金額ではありません。
この記事では、予備校or独学で悩む人向けに公務員試験の対策でかかる費用について解説します。
この記事を書いた私は、国家総合職・国家一般職・県庁に独学※で最終合格。私の経験を元に解説していきます。※小論文の添削だけは単発的にやってもらいました
- 公務員試験の予備校って費用どのくらい?
- 独学だと安く済む?
- 受験勉強以外でかかる費用
- コスパ良く試験対策する方法
公務員試験自体は無料で受験できる
まずは公務員試験の受験料を解説します。
公務員試験の受験料は無料です。国家公務員も地方公務員も。
このサイトをご覧になっている方はご存じかと思いますが、公務員試験自体が無料であることは意外にも一般的に知られていないんです。
受験案内にも「受験料:無料」と書いていることはあまりないので、本当に無料なの?と思った人もいますよね。
資格試験系の受験料は1万円くらいすることも多いので、受験料が無料なのは助かります。
しかし、受験料は無料でも試験当日の交通費や宿泊費が高額になることもあります・・・。
交通費や宿泊費は実際どのくらいかかるのでしょうか?
公務員試験当日の交通費や宿泊費が意外と高い
侮れないのが、試験当日の交通費や宿泊費です。けっこうかかります。
公務員試験の受験生の多くは、国家公務員と地方公務員を併願しますよね。
併願すればするほど試験会場までの交通費がかさみます。
そして最も交通費と宿泊費がかかるのが、国家公務員総合職の官庁訪問です。
第4クールまであるので、4回も霞ヶ関へ行かなければなりません。
都内に住んでいる人は、それほど高額になることはありませんが、問題は遠方から来る受験生。
私は地方に住んでいたので、東京までの新幹線代+宿泊費で約10万円を官庁訪問に費やしていました。
もちろん、さらに遠方から来ている受験生もいました。
官庁訪問でかかる交通費って、地方組にはかなり痛いんです・・・。
公務員試験を受ける予定の人は、全ての試験を最終合格する前提で、交通費・宿泊費がいくらになるか計算してみるのもオススメです。
試験や官庁訪問直前に「もっと交通費を安く済ませる方法はないかな?」と悩むのは、時間がもったいないですよね。
公務員試験予備校の相場は20~40万円
公務員試験の対策にかかる費用を、予備校に通った場合と独学の場合に分けて解説していきます。
まずは予備校に通った場合。
公務員試験対策を行っている予備校の受講料は20~40万円が相場です。
予備校や受講コースによって料金は変わってきますが、予備校に通うとなると数万円では済まないと思っておきましょう。
大手の予備校に1年通う場合(職種:行政職)だと・・・
- 国家総合職レベルのコース:40万円くらい
- 国家一般職・県庁(上級)レベルのコース:35万円くらい
- 市役所(上級)レベルのコース:20万円くらい
※受講料はLEC東京リーガルマインド、資格の学校TACの受講料を参考にしています
試験の難易度が上がるほど受講料が高くなるイメージです。
正直、高い(^_^;
でも合格のノウハウが詰め込まれた授業と思うと、予備校も魅力的です。
独学でも数万円はかかる
つづいて、独学で公務員試験対策をした場合の費用です。
予備校の費用まではかからないものの、独学でも参考書を買うことになるので数万円はかかると思っておいた方がよいです。
ちなみに私が買った参考書の総額は3~4万円(内訳は後ほど解説)。
他の資格試験系とは異なり、公務員試験は「この参考書が1冊あればOK!」たいうタイプの試験ではありません。
きちんとした対策をするには、参考書を何冊も買うことになります。
ちなみに私が受験生のときに買った参考書(教養対策)はコチラ↓
畑中敦子の数的推理ザ・ベストNEO | 1,980円(税込) |
畑中敦子の判断推理ザ・ベストNEO | 1,980円(税込) |
畑中敦子の資料解釈ザ・ベストNEO | 1,540円(税込) |
新版 公務員試験マル秘裏ワザ大全 | 1,540円(税込) |
新スーパー過去問ゼミ 数的推理 | 1,980円(税込) |
新スーパー過去問ゼミ 判断推理 | 1,980円(税込) |
新スーパー過去問ゼミ 文章理解・資料解釈 | 1,980円(税込) |
速攻の時事 | 1,320円(税込) |
新・光速マスター 社会科学 | 1,320円(税込) |
新・光速マスター 自然科学 | 1,320円(税込) |
新・光速マスター 人文科学 | 1,320円(税込) |
合計 | 18,260円(税込) |
これらの参考書以外にも「買ったけど使わなかった」状態の参考書が5冊ありました。
「買ったけど使わなかった」参考書もあわせると、教養試験の対策用に買った参考書の総額は、2万5000円くらいでした。
独学の人は、参考書の買い過ぎに注意しましょう。
参考書は1つ1つが高いので大金をドブに捨てている気分になります。
そして専門試験の対策用に買った参考書がコチラ↓
技術系新スーパー過去問ゼミ 農学・農業 | 3,300円(税込) |
専門書6冊 | 11,770円(税込) ※6冊あわせた金額 |
合計 | 15,070円(税込) |
私は農業系の職種で受験したので、行政職とは全く違うテイストの参考書で申し訳ないです・・・。
ですが、金額としては行政職の専門科目の過去問集を7~8冊そろえたような感じですね。
教養と専門の参考書代を合わせると、合計3万円以上を参考書に費やしたことになります。
「買ったけど使わなかった」参考書も含めると合計4万円ほどの支出。
予備校の受講料には及ばないものの、独学でも参考書代でお金がかかることが分かりますね。
コスパ良く公務員試験対策をする方法
公務員試験の対策にかかる費用は、予備校だと20~40万円、独学だと3~4万円くらい。
予備校と独学では費用がかなり違いますよね。
私も学生時代には「予備校or独学」で悩みましたが、実際に公務員になってみると独学で最終合格をした受験生が意外にも多いことを感じました。
独学で公務員試験に合格するのは可能です。
ただ、独学の場合は勉強方法にコツが必要。
そして独学は孤独との戦いでもあります。
自分が独学でも大丈夫なのか?予備校に通った方が良いのか?を見極めるには、以下について自分に問いかけてみてください。
「はい」と答えられる問いが多い人は独学でも大丈夫ですが、少ない人は予備校に通うことをオススメします。
- 自分で積極的に情報収集ができるか?
- 勉強の習慣を定着させることができるか?
- 勉強する期間、モチベーションを維持させる方法を考えているか?
- 不安な気持ちになったときに相談できる相手はいるか?
※モチベーションを維持する方法は、以下の記事でも解説しております!
まとめ
公務員試験の費用について解説しました。
- 公務員試験自体は無料で受けられる
- 交通費や宿泊費がかさむ(特に地方組)
- 公務員試験の予備校の費用はだいたい20~40万円くらいが相場
- 独学でも3~4万円の参考書代が必要
- コスパ良く試験対策を行うには「予備校or独学」の見極めが重要
→自分で情報収集したり勉強の習慣を定着させることが出来る人は独学でも大丈夫
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少しでも、独学で闘う受験生の力になれたらと思い、更新しています。
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