こんにちは!元公務員のろびんそんです!
公務員を目指している方の中には、
公務員になったら休暇をたくさん取って、プライベートを充実させたい!
と考えている方も多いですよね。
世間が休みになるお盆は、自分も特に休みたいもの。
しかし!「公務員にお盆休みは無い」とよく聞きますよね。
この記事を読むと、
- 公務員には本当に「お盆休み」はない?
- お盆のときの公務員の職場
- 公務員がお盆に休みを勝ち取る方法
が分かるようになります!
プライベートを重視したい方には必見です!
公務員には本当にお盆休みはないの?
公務員の休みは基本、カレンダー通り
残念ながら、公務員にお盆休みはありません。
「休日が多い」と世間から叩かれがちな公務員。
でも公務員にお盆休みがないことを知っている人は意外に少ないです。
なぜ公務員にはお盆休みがないのでしょうか?
それは・・・
公務員の休みは、カレンダーの土日祝だけだからです。
(年末年始の6日間の休みを除きます)
お盆期間には「山の日」という唯一の祝日があるだけで、「山の日」以外はただの平日。
年末年始のような特別扱いはされません。
お盆休みの変わり?「夏季休暇」とは?
お盆休みがない!と分かって嘆いているそこのあなた。
安心してください。お盆っぽい休みがあります。
その名も「夏季休暇」です。
お盆休みがない公務員にも、「夏季休暇」という名のお盆っぽい休みが与えられます。
しかも有給休暇なので、100%給料が出る休暇です。
取得できる日数は・・・
- 国家公務員では、連続する3日間
- 地方公務員では、5~6日間
国家公務員も地方公務員も、だいたい7~9月の間に休みを取ることを条件にしています。
私が勤務していた県庁では、7~9月までに6日間取ることができました。
「連続した○日間」という条件はなかったので、休みたい日に休むような感じで取っていました。
そして、夏季休暇は普通の年次休暇(20日間付与される休み)よりも消化率がいいんですね。
夏季休暇はとっても取りやすかったです!
私がいた県庁では「夏季休暇は何が何でも消化しろ!」的な雰囲気が強く、どこの職場も消化率100%でした。
お盆期間中の公務員の職場はどんな雰囲気?
実際、お盆に夏季休暇を取る公務員は多いのでしょうか?
え?!お盆に休むひと少なっ!
と思った経験や、お盆期間に出勤したときの経験をお話しします。
実際、お盆期間に休む公務員は多いの?
夏季休暇という名の、お盆っぽい休みをもらえる公務員。
1年目の私ろびんそんは・・・
ろびんそん
そりゃあもう職場がスッカスカになるくらい、皆さんお盆は休みまくるでしょ!
と甘く見ていました。
しかし、実際にお盆期間を迎えると・・・
休んでいる人は4分の1もいませんでした。
これは職場によって大きく状況が異なるのですが、お盆に休む人が多い職場で半分もいないくらい。
窓口業務が多い職場だと、「最低○割の職員は勤務しましょう」的なルールがあったりします。
なので、思ったよりもお盆に休む人は少なかったですね。
7月にまとめて取る人もいれば、毎週金曜日を休みにする人もいる感じです。
まるで天国!お盆期間に出勤するとメリットがいっぱい!
お盆期間に休まず、出勤するとどんな雰囲気なのでしょうか。
お盆に出勤した私の経験を元にお話しします!
まずは、お盆に出勤するメリットです↓
- いつもより電話が鳴らない
- メールのやりとりも少ない
- 来客も少なめ
- 急ぎの案件が来ない
- 嫌いな上司・同僚が休んでいると気がラク
- 自分のペースで集中して仕事できる
- 電車が空いている
民間企業の人は基本的に休みなので、電話・メールが驚くほど減ります!
お役所はお盆期間中は閉まっていると思い込んでいる人も多いせいか、来客も減るんですね。
パワハラしてくる上司も、面倒くさい同僚も休んでいる可能性大。
パワハラ上司や面倒くさい同僚がいないと、自分の仕事がはかどります。
いいことだらけだと私は思います。
逆にデメリットはというと・・・
- 連絡を取っても繋がらない
- 電車に乗るメンツがいつもと違って、なんだか虚無感
- 電車が休日ダイヤになっている
- 責任者不在の状態だと緊急のときに焦る
民間企業の人はもちろんですが、他の自治体職員や国の職員も休んでいる可能性が高いお盆期間。
電話をかけても「担当者不在」と言われて、調整が進まないこともあります。
私がいちばんデメリットに思うのが、
電車に乗った時に、世間がお盆休みで楽しい雰囲気になっていることに気付かされる。
ですね。
大きなキャリーバッグ、はしゃいでいる子どもたち。
私も休みてぇぇぇぇええええ
と、どうしても思ってしまします(笑)
この気持ちになるのは電車に乗っているときだけなので、トータルでみるとお盆に出勤するメリットの方が大きいかなと思いますね。
公務員がお盆に休みを勝ち取る方法
周りの人たちがお盆に休まないと、なんとなく自分も取りづらいもの。
休みが取りづらいときには、どんな方法で休みを勝ち取ればよいのか解説していきます!
夏季休暇をお盆期間にぶつけましょう!
夏季休暇は、年次休暇よりも積極的な消化が求められる休暇です。
私が勤務していた県庁でも、
- 夏季休暇をいつ取るのか、計画を立てさせられる
- 8月に入ると夏季休暇の取得状況を聞かれる
- 9月中旬になっても消化できてないと、半ば強制的に取らされる
年次休暇と違って100%消化が絶対の休暇でした。
絶対に取らされる上に、取れる期間が決まっている夏季休暇。
お盆に5~6日連続でぶちこんだとしても、嫌な顔はされません。
お盆に休みたいんだ!という方はぜひ夏季休暇をお盆にぶち込みましょう!
お盆以外にも休みたい日があれば、普通の年次休暇を取ればよいのです◎
夏季休暇を勝ち取るための「理由」
夏季休暇の事由はそもそも・・・
夏季における心身の健康の維持・増進等の場合
出典:人事院 休暇制度の概要より引用
なので、リフレッシュする系の理由であればOKということが読み取れます。
でも実際は、夏季休暇を取るための理由は言わないです!
8月○日に夏季休暇を取らせていただきます!
私だけでなく、周りの職員もこんな感じで言っていましたね。
理由を聞かれることはまず無いとは思いますが、万が一聞かれたら・・・
ちょっと夏バテ気味で。身体を休めたいです。
と言えば嫌な顔をされることはまずないです。
夏季休暇は「夏季における心身の健康の維持・増進」のために使う休暇なのですから。
まとめ
- 公務員は原則カレンダー通りなのでお盆休みはない
- お盆休みっぽい「夏季休暇」がある
- お盆に出勤するとメリットがいっぱい
- お盆に休みを勝ち取るのは意外とカンタン
お盆に出勤するも良し。休むのも良し。
公務員になったら、自分の過ごしたい方法でお盆を過ごしましょう!
そして「夏季休暇」も計画的に取ると、身体もリフレッシュしますよ◎
最後までお読みいただき、ありがとうございました。