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公務員の夏季休暇のすべて|年休とは何が違う?日数や取得できる期間を解説

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こんにちは!元公務員のろびんそんです。

公務員の皆さん、夏季休暇とれてますか?

公務員になったばかりの方は、夏季休暇がどのような休暇なのか分からないまま、上司や周りに急かされて取得してしまうこともありますよね。

この記事では、公務員の夏季休暇の日数や取れる条件など、年休との違いに着目しながら丁寧に解説していきます。

この記事はこんな内容
  • 公務員の「夏季休暇」とは何か?
  • 【国家公務員・地方公務員別】夏季休暇の日数、取得できる期間は?
  • 「年次休暇」との違い
  • 夏季休暇が取れないときどうする?
ろびんそん

この記事を書いた私は元県職員。公務員時代の経験を元に、夏季休暇の取りやすさや取れないときの対処法なども併せて解説していきます!

公務員の「夏季休暇」とは?

公務員の「夏季休暇」とは、公務員が夏限定で取得できる有給休暇です。

夏季休暇は有給休暇の1つなので、休んでいる間も給料は100%支給されます。

夏季休暇の主な特徴を以下にまとめました。

「夏季休暇」の特徴
  • 夏季休暇が取れるのは、だいたい7~9月の夏季のみ
  • 取得単位は1日単位
  • 夏季休暇として付与されるのは3~6日
  • 休暇を申請するときに理由・提出書類は要らない
  • 取得率がほぼ100%で、取得しやすい

※取得できる期間・単位・日数は、国家公務員・地方公務員で異なるほか、地方公務員でも勤務する自治体によって異なります

細かいことを言うと、夏季休暇は有給休暇の中でも「特別休暇」の分類に入る休暇。

「特別休暇」には忌引き休暇などが含まれていて、休みを申請するときには理由や提出書類が必要な場合が多いです。が、夏季休暇は申請する際「○~△日に夏季休暇とります!」でOK

人事院規則上は「勤務しないことが相当と認められる場合に取得できる」となっていますが、理由を上司に説明することは全くありませんでした。

そして夏季休暇といえば、取得率の高さです。

夏季休暇は付与されている日数をフル消化するように上司から言われます。

9月の中旬くらいになっても、夏季休暇が残っている人には「夏季休暇使い切れそう?大丈夫?」と上司から声がかかるくらい。

そのため、夏季休暇の取得率はほぼ100%でした。

夏季休暇の日数と取得できる期間は?

カレンダーの写真

つづいて、夏季休暇の詳細を【国家公務員・地方公務員別】に解説していきます。

【国家公務員】夏季休暇の日数と取得できる期間

まず国家公務員の夏季休暇からです。

国家公務員の夏季休暇は、6~10月の期間に連続する3日以内とることができます。

令和5年度までは取得できる期間が7~9月でしたが、7~9月が繁忙期であることから6~10月に拡大しました。

取得できる日数は3日以内ですが、連続している必要があるので、計画的に取得しましょう。

【地方公務員】夏季休暇の日数と取得できる期間

地方公務員の夏季休暇は、7~9月の期間に5日(or 6日)取ることができます。

取得できる期間も日数も、各自治体によって異なります。6月や10月も範囲に含まれることもあれば、日数が5日より少なかったり多かったりする自治体もあります。

国家公務員と同じく、夏季休暇の制度は徐々に変わっていきますので、取得できる期間が拡大されたり、日数が増えたりする可能性も十分あります。

勤務先の最新の休暇制度を確認しましょう◎

「夏季休暇」と「年次休暇」の違い一覧

人差し指を立てている女性の写真

ここまで夏季休暇について解説してきましたが、改めて年次休暇との違いを一覧表で見てみましょう。

夏季休暇年次休暇
3~6日日数20日
(繰り越し分あり:40日)
だいたい
7~9月の間
期間指定なし
100%支給給料100%支給
不要取得理由不要
1日取得単位1時間
取りやすい取りやすさ10日以上になると
取りにくい

有給休暇で給料が100%支給されることや取得理由が問われないという点は同じですが、日数・期間・取得単位などは、年次休暇とだいぶ違います

夏季休暇は現時点では1日単位で取るようになっていますが、時間単位で取れるよう要望する声が大きい自治体では、時間単位制へと今後変わっていく可能性があります。

私の体感ではありますが、取りやすさで言えば年次休暇よりも夏季休暇の方が取得しやすい休暇でした。

年次休暇も5日は必ず取らなければいけないですが、既に10日以上取っている人は「年休の残日数、大丈夫?」と上司から心配されることもあります。

基本的に、ほとんどの人が夏季休暇をフル消化しますが、年次休暇をフル消化するのは退職者くらい。

制度上は年次休暇もフル消化できますが、雰囲気的にフル消化しにくいと思っておきましょう。

夏季休暇が取れない!どうすればいい?

激務部署に配属されると、夏季休暇を消化できない方もいますよね。

土日に出勤したときの振替えで平日休むことが多い方も、夏季休暇を取るタイミングを失ってしまうことはあるはず。

そんな時に公務員がよく使っていた必殺技は【夏季休暇を取った日に少しだけ出勤する】です。

正直これはあまり推奨できませんが、どうしても夏季休暇が取れない公務員は、夏季休暇の日に、

公務員

少しだけ出勤させてくださいっ!

と言って、パソコンを開かなくてもできる仕事をしていました。※パソコンを立ち上げるとログが残るため

「少しだけ」出勤と言いつつ、結局5時半まで仕事をしていましたね。

このようにならないためにも、あらかじめ夏季休暇を取る日を決めておき、計画的に仕事を進めるようにしましょう。

まとめ

公務員の夏季休暇について解説しました。

  • 公務員の「夏季休暇」とは夏限定で取れる有給休暇
  • 国家公務員なら3日、地方公務員は5~6日くらい取れる
  • 年次休暇と違って時間単位で取得できないが、フル消化しやすい休暇
  • 夏季休暇の日に出勤する、という事態に陥らないために、あらかじめ夏季休暇の日を決めて仕事を進める

夏季休暇は夏期であればいつでも取れますが、お盆に休みたい方も多いのではないでしょうか?

お盆に夏季休暇をぶち込んでも大丈夫かな・・・と不安に思っている方、役所のお盆の雰囲気を知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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