こんにちは!元公務員のろびんそんです。
多くの民間企業が月末に設定している給料日なので、何となく給料日といえば月末のイメージが強いですよね。
ですが公務員の給料日で多いのは月末ではなく中旬。
そして公務員の皆さんは、給料日は覚えていても給料日が土日祝になったときにどうなるか知っている人は意外に少ないはず。
この記事では、
- 国家公務員の給料日は毎月何日?
- 地方公務員の給料日は毎月何日?
- 給料日が土日祝だとどうなる?
- 公務員の給料は前払い?
を中心に解説していきます。
この記事を書いた私は元県庁職員。
私自信の経験も交えながら解説していきます!
国家公務員の給料日は16~18日
国家公務員の給料日は「人事院規則」でガチガチに決められています。
国家公務員だと、所属する省庁によって給料日は異なります。
所属する省庁 | 給料日 |
---|---|
会計検査院 人事院 内閣(内閣府及びデジタル庁を除く。) 内閣府本府 宮内庁 公正取引委員会 国家公安委員会 個人情報保護委員会 カジノ管理委員会 金融庁 消費者庁 こども家庭庁 デジタル庁 総務省(公害等調整委員会を除く。) 公害等調整委員会 法務省 外務省 財務省 | 16日 |
文部科学省 | 17日 |
厚生労働省 農林水産省 | 16日 |
経済産業省(特許庁及び中小企業庁を除く。) | 18日 |
特許庁 中小企業庁 | 17日 |
国土交通省 環境省(原子力規制委員会を除く。) | 16日 |
原子力規制委員会 防衛省 | 18日 |
16日を給料日とする省庁が多いですね。遅い省庁でも18日には給料が支給されるようです。
ちなみに人事院規則には・・・
- 日割り給料になる事例
- 残業代などの手当が支給されるタイミング
- 職員本人が離職・死亡したときの給料 等
給料日以外にも細かな決まりごとがたくさん記載されています。
公務員になってある程度法律を読み解く力がついた方は、一度読んでみるのもオススメです◎
地方公務員の給料日は15~21日が多い
地方公務員の給料日は、各自治体の条例や規則で決まっています。
都道府県から市町村まで色んな自治体の条例・規則を見てみましたが、給料日は15~21日とする自治体が多かったですね。
東京都だと15日、大阪府だと17日。市町村では21日とするところが多いです。
ちなみに、私が勤務していた県庁の給料日は16日。
16日の午前0時になると、給料受け取り用の口座に振り込まれていました。
人事院規則と同じように、地方公務員の給料も条例や規則でガチガチに決められています。
万が一のことが起こったときのために、給料関係の条例や規則を一度は読んでみると良いですよ◎
「○○県 職員の給与に関する条例」と検索すると必ず出てきます。
給料日が土日祝だとどうなる?
給料日までは覚えている公務員も多いと思います。
ですが、給料日が土日祝だとどうなるか分からない方も多いのではないでしょうか?
国家公務員と地方公務員に分けて解説していきます。
【国家公務員】給料日が土日祝のとき
まずは国家公務員の給料日が土日祝になったとき。
これまた「人事院規則」に全て書いてありました。
- 土曜日のとき:前日
- 日曜日のとき:前々日
- 休日(祝日や振替休日)のとき:翌日
土日であれば前の金曜日に支払われますが、祝日のときは翌日に支払われます。
前日・前々日・翌日とずれることもある給料日ですが、本来の給料日から過度にずれないように早くて15日、遅くて18日になるように調整されています。
【地方公務員】給料日が土日祝のとき
つづいて、地方公務員の給料日が土日祝になったときです。
給料日が土日祝になったときのことも、各自治体の条例や規則に記載されています。
給料日にいちばん近い平日の日に支払われるよう、条例や規則に定めている自治体が多かったです。
私が勤務していた県庁の給料日は、土日だと前倒し・祝日だと翌日でした。
体感的に土日祝の給料日は「ほぼ前倒しで、たまに翌日」。前倒しで支払われることが多かったですね。
土日祝の給料がどうなるかは、勤務する自治体によって変わってきます。
多くは給料日にいちばん近い平日ですが、勤務する自治体の条例や規則を確認してみると良いですよ◎
公務員の給料は前払いってホント?
国家公務員の給料は前払いで支払われます。
すなわち、4月1日~4月30日の1か月分の給料が4月中旬に支払われるということ。
ただし、残業代は次の月の給料日に支払われます(例:4月分の残業代は5月の給料日に支払われる)。
地方公務員の給料は自治体の条例や規則によって異なりますが、多くの自治体で前払いで支払われているようです。
残業代も、国家公務員と同じように次の月の給料日に支払われることが多いですよ。
私が勤務していた県庁の給料も前払い。
県職員1年目のとき、4月は2週間しか働いていないのに1か月分の給料が4月16日に振り込まれたことに違和感を覚えましたね。
まとめ
公務員の給料日について解説しました。
- 国家公務員の給料日は16~18日
- 地方公務員の給料日は15~21日
- 国家公務員の給料日が土日だと前日や前々日、祝日だと翌日に支払われる
- 地方公務員の給料日が土日祝だと、いちばん近い平日に支払われることが多い
- 公務員の給料は前払いの場合が多い
給料日を待ち望んでいる公務員も多いと思います。
給料日にはがんばった自分へのご褒美として、プチ贅沢をするのも良いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
途中で退職した場合は、(月末)次の月の給料日には支給されないとのことなので
しょうか
X-様
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
そして、コメントもありがとうございます。
途中で退職した場合は、退職月分の給料は次の月の給料日には支給されません(※ここでの給料とは、俸給表の給料月額のことです)。
退職月分の給料は、退職月の給料日に支給されているからです。
ですが、超過勤務手当など、給料月額と一緒に振り込まれないものに関しては、翌月に支給されます。
質問の内容とは逸れますが、退職手当は、基本的に退職日~1か月後に支給されます。
地方公務員の場合は、各自治体の条例や規則によって独自の支給日を定めている場合があります。
なので、すべての公務員に当てはまらないことをご了承ください。
その他、ご不明点等ございましたらまたご連絡ください。
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