こんにちは!元公務員の ろびんそん です。
公務員として働いていると、「ツラいなぁ。公務員やめたい」と感じることがありますよね。
ストレスを抱えた状態で過ごすことにより、心身ともに疲れてしまう人も多いです。
そんなときに「病気休暇」や「休職」がチラついたりするわけです。
心身の不調が現れているとき、休むことが特効薬ですが、
メンタルで休んでしまったら、周りにどう思われるんだろう・・・・・・
と、うつで休むことに抵抗があるひとは多いです。
この記事を書いている私も「病気休暇なんて取ったらおしまい」と思っていました。
ですが、思い切って休んでみると・・・・・・
「何でもっと早く休まなかったんだろう」と思うほど体調は回復。
この記事では、心身の不調があって「病気休暇」や「休職」を取ることを悩んでいるひと向けに、私がうつで休職したときの体験談をお話しします。
- 「公務員はうつで休職したら終わり」だと思っていた
- 長期で休んだことで、心身ともにかなり回復
- 休職は甘え?休むときの判断基準
- メンタルを回復させるためにやったこと【3選】
- うつで休職しても人生おわらない
- 公務員やめることは思ったより怖くない
この記事を読むことで、少しでもラクに生きられる選択ができるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
「公務員はうつで休職したら人生おわり」と思っていた
「公務員はうつで休職したら終わり」と思っている人もいるはず。
わたしも休職する前は「まだ大丈夫。病気休暇なんて取らない」と、自分の心と体を痛めつけていました。
意地でも「うつで休む」ことをしなかった、根本的な原因を探ります。
「安定」を求めて公務員になったことの落とし穴
うつで休むことを選択できずにいた原因の1つが、「安定」を求めて公務員になったこと。
安定を求めること自体は、悪いことではありません。
ですが、わたしはろくに自己分析・業界分析もせず、公務員になれば人生安泰という理由だけで飛びつきました。
振り返って考えてみると、当時のわたしは、
公務員の経済的な安定に、過度に依存している
という状態でした。
超安定の雇用に依存していたおかげで、心身ともに疲れるたび、
ろびんそん
うつになって休んだら、公務員を続けられないかも・・・・・・
と、おびえていました。
「公務員は休職しても安定」みたいなことを言われますが、うつになって働けなくなっても一生面倒みてくれるわけではありません。
休んで3年ほどで身分が保障されなくなります。
自分にとって「休職」が現実味を帯びてくることで、安定を失うかもしれないという不安が増大していきました。
公務員はうつで休職したら人生おわり?
当時、職場に行くのがツラくても、体からSOSのサインが出ていても、病気休暇や休職という選択肢はありませんでした。
安定を失うかもしれない恐怖とともに、
- うつで休めば、まわりから「メンタル崩壊した人」のレッテルを貼られる
- 一生懸命勉強して公務員になった自分の努力が、水の泡となる
- 休職することで、いわゆる「負け組」になる
などのことを恐れて、「休職したら人生おわりだ・・・・・・」と本気で思っていましたね。
仕事でストレスをかかえ、心身に不調を感じている人であれば、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、公務員であっても、うつで休職して人生が終わることはありません。
わたしは実際に、うつで休職したことで前向きな考え方ができるようになりました。
くわえて、今までどれほど視野が狭くなってしまっていたか、気付くことができました。
うつで休めば、まわりから「メンタル崩壊した人」のレッテルを貼られる
→職場の人たちは心配してくれていた一生懸命勉強して公務員になった自分の努力が、水の泡となる
→公務員になってツラい経験をしたから、人生を真剣に考えることができた休職することで、いわゆる「負け組」になる
→休職したことで、前向きな考え方と健康を取り戻したわたしは「勝ち組」
職場の人たちは、私がいるところでは心配していて、ウラでは陰口を叩いていたかもしれませんので、真実はいまでも分かりません。
わたしの耳には入ってこなかったので、ストレスは感じませんでした。
うつで休職しても人生は終わりません。
むしろ、わたしは人生上向きになりました。
うつで休職するのは甘え?【休むことの必要性】
「うつで休むのは甘えではないか?」と思うひとも多いですよね。
結論、仕事でツラい思いをしている人が、このように思っている時点で「甘え」ではありません。
うつで休むのが「甘え」ではない理由や、休むことの重要性を解説していきます。
休職することで体調はかなり回復する
うつで休むことが「甘え」ではない理由からお話しします。
うつを治していく上で基本となるのは、休息です。
わたしは薬も飲んでいましたが、医者からは「休むことが回復への近道」といわれました。
短期間お休みしただけでは、なかなか治りませんでしたが、半年を超えたくらいでかなり回復。
今までどれだけ体が不調になっていたかを痛感しました。
心身に不調を感じる人にとって、休息するのを試してみる価値は大いにあります。
しかし、まじめな方だと、
この程度で病気休暇をとっても大丈夫なのだろうか?
と迷ってしまうこともあります。
自分は病気休暇・休職するレベルに至ってはないのでは?と思っているひとは、ぜひ次の段落で、自分が休むべきかを考えてみていただきたいです。
休職するかどうかの基準
病気休暇を取ること・休職することに迷いがある人は多いはず。
そんな人のために、「自分は病気休暇・休職で休むレベルの不調なのか?」を判断する目安をお話しします。
ここで注意したいのが、あなたに休職が必要かどうかを判断するのはお医者さんです。
なので、あなたには・・・・・・
「心療内科や精神科に行くかどうか」を判断する基準
として考えてみてほしいです。
「診療内科や精神科に行くかどうか」を判断する基準は、
最近、ものごとを前向きに考えることができているか?
です。
すべての物事をネガティブに捉えているひとは要注意。
【いいこと】【わるいこと】【どちらでもないこと】すべてを「悪いこと」に捉えてしまっている人は、徐々に正常な判断ができなくなっていってしまいます。
前向きに考えることができなくなっているな・・・・・・と思った人は、ゆっくり休むという選択肢を加えてみるとよいです。
【メンタル回復】わたしが休職中にやったこと
もし病気休暇を取ることになったり、休職することになったら、お休み期間中どのように過ごせばよいのか分からない・・・・・・という人もいますよね。
休んでいる期間の過ごし方を間違えてしまうと、なかなか前向きな気持ちにならず、ブルーな気分のまま休み期間が終わってしまうことも。
ここでは、わたしが実際に休職中やったことを3つ紹介します。
3つとも、前向きな気持ちになるのには不可欠なことなので、無理のない範囲でやってみることをオススメします。
- 規則正しい生活・運動
- 自分の欠点や短所は直さない
- 自分の性格・やりたい仕事を深掘り
それぞれ解説していきます。
規則正しい生活・運動
まず1つ目は、規則正しい生活+運動習慣をつけること。
メンタルの弱い私は、メンタルヘルス系の本を読み漁っていましたが、どのメンタル本にも書いてありました。
休みはじめて最初のころは無気力だったので、自堕落な生活を送っていましたが、そのうちダラダラすることにも飽きてきました。
わずかに気力が出てきたら、まずは規則正しい生活を心がけるのがオススメ。
- 早寝早起きする
- 食事は3食とる
- 軽めの家事をする
規則正しい生活を毎日送ろうとするだけでも、意外と大変。
「今日はなんか無理かも。体がだるい・・・・・・」という日も出てきます。
そんなときは、無理して早起きしたり家事しなくてOK。たまにはダラけましょう。
規則正しい生活が送れるようになってきたら、軽い運動をするのもオススメ。
わたしはもともと運動が苦手でしたが、ためしにやってみると気分が明るくなることに気付きました。
散歩やストレッチからはじめて、明るい気持ちになれるのであれば週に何日か取り入れていきましょう!
自分の欠点・短所は直さない
2つ目は、自分の欠点・短所は直さないこと。
私は、これまで自分のダメなところを克服しようとしてきました。
ちなみに私の短所はコチラ↓↓
- 人見知り
- コミュ障
- 根性がない
- すぐ泣く
- 飲み会が苦手
- 料理が下手
1つずつ挙げていくとキリがないので、この辺で(^_^;
克服しようと努力すれば少しは改善するのですが、ちょっとでも努力するのを止めるとすぐに元通りの自分になります。
例えば「飲み会が苦手」という私の短所。
公務員1年目のときは、「イヤだなぁ・・・・・・」と思いつつ、誘われた飲み会にはなるべく参加するようにしていました。
飲み会に出るたびに、たくさんの人と喋ろうと頑張るわけです。
飲み会に参加することで、少しは「飲み会って良いかも」と思えるようになってきましたが、コロナ禍で飲み会がパタリとなくなったことで、わたしの飲み会嫌いは急加速しました。
コロナ禍明けに参加した飲み会では、1年目のときよりコミュ障ぶりを発揮。
がんばって短所を克服しようとすることは、ものすごく消耗するわりにはリターンが少ないことに気が付いたんですね。
短所を克服することではなく、長所を伸ばしたほうが、仕事で結果を残すことができ、自信にもつながります。
欠点・短所を克服しようとするあなたの姿勢はとても素敵ですが・・・・・・
消耗していませんか?
自分を痛めつけていませんか?
あえて欠点や短所を克服しない、という方法も試してみると心がラクになりますよ。
自分の性格・やりたい仕事を深掘り
3つ目は、自分の性格・やりたい仕事を深掘りすること。
この記事の冒頭でもお話ししたとおり、私はろくに自己分析・業界分析もせずに公務員になりました。
なんとしても安定した組織にしがみつくために、向いていない仕事・大事だと思えない仕事を一生懸命がんばってやっていました。
その結果、心身ともに不調になり苦しむことに。
今後も同じように苦しい思いをしたくない、自分をこれ以上傷つけたくないという思いから、ちょっと込み入った自己分析をすることにしました。
自分の思い込みで誤った方向に分析してしまわないよう、以下↓↓の本をつかって自己分析をすると、パッと視界が開けるように「やりたいこと」が見つかったんですね。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド-八木仁平(著)
この本は、ワークをしながら読み進めるタイプのものなので、すべて読み終わるには時間がかかります。
時間がかかる分、しっかりと自分を掘り下げて分析することができるので、
- 自分のやりたいことが分からない
- 自分に向いている仕事がわからない
- どのように人生を生きたらいいのか分からない
と感じている人には特にオススメです。
メンタルで休んだときの過ごし方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています↓↓
公務員をやめても人生おわらない
わたしは、休みはじめた直後に「うつで休職するなんて、わたしの公務員人生は終わり」「公務員を辞めたらもっと人生おわり」と思っていました。
しかし、休職したことで物事を前向きに考えられるように。
- ゆっくり今後の人生を考えることができて良かった
- 心も体も回復してよかった
前向きに考えることができるようになり、転職・独立(起業)に向けて小さな一歩を踏み出すこともできました。
「病気休暇」や「休職」と聞くと、どうしてもマイナスなイメージを持ってしまいますよね。
でも、元気よく次のステージへ進むための休息期間でもあります。
病気休暇を取っても、休職しても、公務員を辞めても、人生が終わることはありません。
まとめ
公務員がうつで休むときのマインドをお話ししました。
- 超安定の雇用に依存→体調を崩すたびに不安が増大
- 休職したら人生おわりだと思っていた
- うつで休むことは「甘え」ではない
- ものごとを前向きに捉えられているか?を基準に判断する
- 休職中は、規則正しい生活+運動、欠点を直さないという考え方、自己分析をすることによりメンタルが回復
- 公務員を辞めても人生おわらない
病気休暇や休職の手続き系が知りたい!という人は、以下の記事を読むことで、うつで休むときのイメージが湧きやすくなりますよ↓↓