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【公務員の労働組合】メリットとデメリットを元公務員が忖度なく解説!

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こんにちは!元公務員のろびんそんです。

公務員の多くが加入している(労働)組合。

組合に入ろうか迷っている新規採用の職員や、よく分からないまま入ってしまった若手の職員も多いですよね?

組合がどんな組織か分からないまま加入してしまうと、ただただ組合費を毎月引き落とされるだけになってしまいます。

組合費を取られるのであれば、組合の恩恵を最大限に受けたいものです。

ろびんそん

この記事を読めば、組合に入るメリットとデメリットを整理でき、自分の中で納得して加入するorしないことができます!

損をしないためにも、組合に入るメリットとデメリットをしっかり理解しましょう!

公務員の「組合」って何?

公務員の「組合」とは、民間企業でいう労働組合のことです。

自治体によって「労働組合」と言ったり「職員組合」と言ったり、名称はさまざま。

民間企業の労働組合と同じように、賃金や労働条件の改善に向けて交渉してくれる組織です。

ほぼ全員の職員が入っている組合もあれば、職員の8割も入っていない組合もあります。

とくに新規採用職員の方。

1年目の公務員

職場の人の圧に負けてしまって、よく分からないまま組合に加入してしまった・・・

このようにならないためにも、組合に入るとどんな恩恵を受けられるのか知っておきましょう◎

公務員の組合に入るメリット

OKサインをしている女性の写真

公務員の組合に入るメリットですが、正直あまり大きなメリットはないんですね・・・。

勤務する自治体の組合によってメリットは違ってくることもあります。

ですが、どこの組合も毎月払う組合費の金額を考えると、メリットは小さいかなと思ってしまいます。

小さいメリットかも知れませんが、組合に入るメリットを挙げてみました。

組合のメリット【3選】
  • 給与や休暇制度を分かりやすくまとめた本がもらえる
  • 賃金や労働条件の改善を要求できる
  • 旅行・宿泊、レストランの利用時に割引きがある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット1:給与や休暇制度を分かりやすくまとめた本がもらえる

メリット1つ目です。これが最大のメリットではないでしょうか。

組合に入ると、給与や休暇制度を分かりやすくまとめた本が貰えます。

公務員の給与や休暇制度って法律や条例に全てが載っているんですが、法律や条令の文章って本当に分かりにくいんですね。

青ざめた男性のイラスト

自分の知りたい情報を1つ調べるのに、法律や条令をいっぱい読み漁らなければなりません。

組合からもらえる本を読めば、知りたい情報をカンタンに見つけ出すことができます。

ろびんそん

使ったことのない休暇を使うときは、私もこの本で調べました。

組合に入って良かった最大の理由は、この本ですね◎

私が組合に入り続けた理由は、この本が欲しかったから。それなりの価値は感じていました。

メリット2:賃金や労働条件の改善を要求できる

メリット2つ目です。

当たり前なのですが、組合に入ると賃金や労働条件の改善を要求できます。

組合は数千人~1万人が加入している巨大な組織。

職員1人だけの要求では見向きもされませんが、組合は巨大な組織なので要求が通りやすいです。

現在の恵まれた休暇制度などは、過去の組合が要求していなければ存在しません。

組合に加入する職員が声を上げることで、待遇は良くなります。

メリット3:旅行・宿泊、レストランの利用時に割引きがある

メリット3つ目です。

提携先のホテルやレストランを利用するときに割引きがあります。

とくに宿泊費用はちょっとの割引きでも、金額が安くなるので嬉しいですよね。

ただ、提携先の施設が限定されていて少ないです。

よく旅行や外食をする同期に聞いたところ、1回も使ったことがないとのこと。

もちろん私も使ったことはありません。

メリットの1つとして挙げましたが、あまり期待ができない特典です。

公務員の組合に入るデメリット

組合に入るデメリットも見ていきましょう。

年々、組合に入る職員が減ってきているといいますが、それには理由があります。

私も何度か「組合抜けようかなあ」と迷ったことも。

その理由を解説してきます。

組合に入るデメリット【3選】
  • 組合費として毎月2000円くらい徴収される
  • 役員をやらされることがある
  • 組合の特典が使いづらいものばかり

それぞれ解説していきます。

デメリット1:組合費として毎月2000円くらい徴収される

デメリット1つ目。組合費を毎月、給与天引きという形で徴収されます。

組合に入らない人のほとんどが、組合費を理由に断わっているそうです。

組合費は給料の1~2%としている組合が多く、新卒で公務員になった方は月あたり2000円くらいです。

2000円と聞くと大した金額でもなさそうですが、チリツモです。1年で2万4000円、30年で72万円。

年齢とともに給料が上がるのに伴い、引き落とされる組合費も増えていくので、実際はもっと高額になります。

必要経費であれば仕方ないですが、メリットを感じることなく漠然と入ってしまうと損をする金額です。

1月あたり2000円を払ってでも入る価値があるのか見極めましょう。

デメリット2:役員をやらされることがある

デメリット2つ目です。

組合に入っていると、何かしらの役員をやらされることが何度もあります。

組合は巨大な組織。組合の中にも以下のような小さな組織があります。

  • 支部
  • 青年部
  • 女性部

これらの小さな組織の役員(部長や会計など)が、順番に回ってくるわけです。

若いうちは青年部関係の役員が回ってくることが多いですよ。

ろびんそん

私も公務員時代に組合の役員をやったことがあります。

役員の仕事量は少なめのポジションでしたが、定期的に招集がかかるので少し面倒くさかったですね。

デメリット3:組合の特典が使いづらいものばかり

メリットの段落で解説しましたが、組合に入ると提携先のホテルやレストランを使うときに割引きが使えます。

ですが、提携先の施設は普段行かないようなところが多く、この割引き特典を使ったことがありません

提携先の施設には自分がよく行くところも一応ありますが、公式サイトで普通にネットでチケットを買った方が安いことがほとんど。

組合費を支払っていることを考えると、使いやすい特典だと嬉しいですよね。

まとめ

公務員の(労働)組合について解説しました。

  • 組合は、賃金や労働条件の改善を交渉してくれる組織(=労働組合)
  • 給与・休暇制度をまとめた本がもらえるのが最大のメリット
  • 組合費が毎月徴収されたり、役員をやらされたり、特典が使いづらかったりとデメリットが大きい

組合のメリットとデメリットをしっかり理解した上で、組合に入るor入らないのかを決めましょう。

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