公務員の方であれば、つぎの連休が仕事のモチベーションとなる人が多いですよね。
連休のなかでも割と長めなのが年末年始の連休。
公務員の年末年始のお休みは【12月29日~1月3日】の6日間と決まっているものの、その前後の曜日により、連休の日数は年によって異なります。
年末はいつまで働くのか気になるものの、なかなか休みのことをオープンに聞けない人も多いはず。
そこで、この記事では2024年度の公務員の仕事納め・仕事初めについて、元公務員がくわしく解説していきます!
- 2024年の公務員の仕事納めは【12月27日】
- 公務員の仕事納めでよくある「御用納め弁当」とは?
- 職場でも大掃除をする
- 仕事納めの日に休むのはアリ・・・・・・?
- 2025年の公務員の仕事初めは【1月6日】
この記事を書いたわたしは元公務員。
自分・公務員時代の同期が経験したエピソードも交えて解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください。
2024年の仕事納めは【12月27日】
2024年の仕事納めの日は、公務員の場合、12月27日(金)となります。
公務員の年末年始のお休みは12月29日~1月3日の6日間と決まっていて、本来であれば12月28日が仕事納めの日となるパターンが多いですが、今年の12月28日は土曜日。
公務員は土曜日も休みなので、年末年始のお休みは12月28日からスタートします。
いつもより年末年始のお休みの日数が多いので、公務員にとっては嬉しいですよね。
年末年始のお休みがやってくるのは嬉しいものの、仕事納めの日ってどんな風に過ごすべきなのか分からない人も多いはず。
わたしも1年目のときは、仕事納めの日はどんな感じで過ごすのか(ぶっちゃけ休みをぶち込んでもいいのか)、聞きたくても聞けなかったです。
つぎの段落からは、公務員の仕事納めの過ごし方・休みを取るのはOKなのかNGなのか?という視点で解説していきます!
仕事納めの日にある、ちょっと面倒なイベントとは?
仕事納めの日の公務員の過ごし方から解説します。
過ごし方は、所属している組織・部署によって大きく異なりますが、私や私の同期が経験したことを中心にお話しします。
公務員の仕事納めの日でよくあるのが以下の3つ↓↓
- 職場のみんなで御用納め弁当を食べる
- 「仕事納め式」で知事・課長の話を聞く
- 部屋の大掃除、公用車の洗車
それぞれ詳しく解説していきます。
職場のみんなで御用納め弁当を食べる
まず1つ目が、職場のみんなで「御用納め弁当」を食べるというイベント。
「御用納め弁当」ってなに?
と思う人もいますよね。
「御用納め弁当」とは、仕事納めの日にちょっと豪華な宅配弁当を、職場のみんなと一緒に食べるもの。
お弁当は、うなぎ弁当だったり、焼き肉弁当だったり様々です。
豪華なお弁当を食べる!と聞くと、楽しそうに思えますよね。
食べるだけの人は「楽しい」と感じることができますが、弁当の注文・支払いを担当する人にとっては大仕事。
御用納め弁当のお金の出所はというと、所属している部署の親睦会で積み立てられた会費から支払われます。
親睦会の担当者(会計の人など)が、弁当の選定・注文、当日に弁当の受けとり、弁当の配布を行うので、この担当になってしまうと正直めんどう・・・・・・。
わたしも担当になったことがありましたが、「このイベント、はやく無くならないかな」と思ってしまうほど大変でした。
当日欠席してしまって、弁当を食べられなかった人への返金対応が終わるまで安心できませんでしたね。
ただ食べる側の人も、
- じぶんの昼食は、じぶんの好きなものを食べたい
- 昼休みは1人で静かに過ごしたい
といった理由から、「楽しい」と思えない人もいるのも事実です。
「仕事納め式」で知事・課長の話を聞く
2つ目は、「仕事納め式」で知事・課長の話を聞くことです。
「仕事納め式」は、知事が今年の振り返りをしつつ、新年に向けて職員へ激励(?)のメッセージを送る儀式。
出先では放送を聞くスタイルで、知事の話を聞いていました。知事の話のあとに、職場のトップ(課長など)が今年の振り返りを行います。
しかし最近では、この「仕事納め式」は撤廃する方向に進んでいます。
知事の言葉を全職員へメールする形で実施したり、知事の音声データを各自で聞いておく形で実施したり。
ムダをなくしたり、働き方改革を進めるため、今後も「仕事納め式」は撤廃の方向へ進むと考えられます。
部屋の大掃除、公用車の洗車
3つ目は、部屋の大掃除・公用車の洗車です。
公務員は、月に何度か自分たちで部屋の掃除をしていますが、仕事納めの日は念入りに掃除をします。
普段動かさないソファーやラックを動かしたり、ちゃんと「大掃除」です。
そして公用車がある職場は、公用車を自分たちで洗車します。
個人的には、部屋の大掃除よりも、公用車の洗車の方がツラかったですね。
寒風が吹くなか、冷たい水にぞうきんを浸し、せっせと公用車を拭いていきます。
洗車にこだわりがある職員が仕切っていると、なかなかOKが出ずに終われないことがあり、ちょっと面倒ではあります。
仕事納めの日に休むのはあり?
いろいろイベントが盛りだくさんの「仕事納め」の日。
なかには、仕事納めの日を休みにして、年末年始の休みを増やしたい!と思う人もいますよね。
仕事納めの日に休むのはアリなのでしょうか・・・・・・?
結論からお話しすると、仕事納めの日に休む公務員はごくごく少数。
やはり仕事納めの日には、「仕事納め式」や大掃除などのイベントがあるので、休みづらいのが正直なところです。
とくに古風な考え方の職員がいる職場では、仕事納めの日に休んでいる人がいると、
仕事納めの日に休むなんて、信じられない。
ということを言うベテラン職員もいました。
一方で、普段からゆるい雰囲気の職場では、
特にやることが無ければ、休んでもいいからね~。
と、年次休暇を取るように呼びかけてくれる上司もいました。
私が経験した職場では、仕事納めの日は休みづらい雰囲気のところが多かったですが、お勤めの職場の雰囲気に合わせて決めるとよいですよ◎
ここまで仕事納めについて解説してきましたが、仕事納めが気になる人は仕事初めも気になるはず。
公務員の仕事初めについては、次の段落から解説していきます!
2025年の仕事初めは【1月6日】
今年度の仕事初めの日は、1月6日(月)となります。
公務員の年末年始のお休みは、12月29日~1月3日までですが、今回は1月3日の後に土日が続くので、出勤しはじめるのは1月6日から。
1月6日は月曜日なので、長期連休が明けたらすぐに5連勤が始まることになります。
年末年始のお休みが終わってしまった皆さんにとって、希望の光となる「成人の日」は、今回、1月13日(月)。
1月6日からの5連勤を乗り越えなければなりません。
年によっては、年末年始と成人の日が近くなることもあり、年次休暇を2日ほど取って10連休にできたりしますが、今回はできない年です。
2028年~2029年の年末年始のお休みイメージはコチラ↓↓
まとめ
公務員の仕事納め・年末年始について解説しました。
- 今年度の仕事納めは12月27日(金)
- 公務員の仕事納めの日は、御用納め弁当を食べたり、仕事納め式があったり、大掃除をしたり等のイベントがある
- 仕事納めの日に休む公務員はあまりいない
- 今年度の仕事初めは1月6日(月)
- 年によっては、年休を2日ほど取ることで11連休にできる(直近だと2028年-2029年の年末年始)
公務員の世界って、周りに聞きたいけどなかなか聞けないことが多いですよね。
当サイトでは、元公務員のわたしの経験ベースで、「聞きたいけど聞けない」内容の記事を書いております。
以下の記事も、わたしが公務員時代に「聞きたいけど聞けない・・・・・・」と困っていたことを書いたもの。
ぜひご覧ください。