皆さんこんにちは!元公務員のろびんそんです。
1日の労働時間って8時間のイメージがありますよね。
なので、これから公務員になる方も、公務員の勤務時間が8時間と思っている方も多いはず。
ですが実際には8時間よりも少ない勤務時間なんです。
この記事では、公務員の勤務時間を中心として以下について解説していきます!
- 公務員の勤務時間は8時間ではない
- 公務員の勤務時間って、何時から何時まで?
- 県職員の1日のスケジュール(例)
- 公務員は休憩時間に何してる?
この記事を書いた私は元県職員。
公務員時代の自分や、職場の人の様子も併せて解説していきます!
公務員の勤務時間は7時間45分
公務員の1日の勤務時間は、7時間45分です。
国家公務員であれば「勤務時間法」という法律で、地方公務員であれば各自治体の条例で定められています。
実際に勤務時間法を見てみましょう。
職員の勤務時間は、休憩時間を除き、一週間当たり三十八時間四十五分とする。
出典:一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律より引用
この法律では1週間あたりの勤務時間として【38時間45分】としています。
公務員は月~金の5日間勤務するので、1日あたりの勤務時間は7時間45分となります。
公務員って何時から何時までが勤務時間?
公務員の始業時間と終業時間も気になりますよね。朝、家を出る時間や帰宅する時間が変わってきますから。
結論から言うと、公務員の始業時間・終業時間は、自治体や部署によって違ってきます。
私が勤めていた県庁では、多くの部署で【8時45分~17時30分】の勤務時間でした。
ですが、私が異動で配属された部署の中には【8時30分~17時15分】のとことがありました。
たった15分のズレですが、勤務先から家が遠かったりすると「だいぶ朝早い電車になるなぁ・・・」となっていたので15分のズレでも大きかったですね。
県内の市町村も、始業時間や終業時間はバラバラでした。
私の経験からですが、地方公務員の始業時間と終業時間のイメージは以下のような感じです。
- 8時30分~17時15分:7割
- 8時45分~17時30分:3割
きっちり始業時間と終業時間が決められている公務員ですが、コロナ禍を経て時差出勤をする職員も多くいます。
7時半に出勤して早く帰る人、9時半に出勤して18時すぎまで仕事をする人、さまざまです。
時差出勤が当たり前の体制は役所の特性上、ずっとは続かないかも知れませんが、利用したい人は利用できるうちに時差出勤しましょう。
県職員の1日のスケジュール(例)
勤務時間が分かったところで、公務員は実際1日をどんな感じで過ごしているのか見ていきましょう!
出張がある日とない日で大きく異なるので、出張の有無で分けて解説します。
【通常Day】1日のスケジュール
まずは出張がない通常日のスケジュールです(8時45分~17時30分の勤務)。
8:40 | 職場に到着 |
8:45~ | 朝礼 |
8:50~ | メール&問い合わせチェック、返信 |
10:00~ | 【補助金系の事務】市町村担当者と協議 |
12:00~ | 昼休み |
13:00~ | 会議室のセッティング |
13:30~ | 本庁担当者と打ち合わせ |
15:00~ | 問い合わせの確認・回答 |
17:15~ | 夕方礼 |
17:35 | 退勤 |
私は始業時間ギリギリに出勤して定時ダッシュを決めるタイプでしたが、多くの職員はもっと早く出勤していて残業もしていたのが事実です。
私は配属された当初から定時ダッシュを死守していたので、周りからは「ろびんそんさんは残業させてはいけない人」と囁かれていたそうです。
9時-5時のイメージが強い公務員ですが、定時ダッシュ民は少ないですよ。
【出張Day】1日のスケジュール
つづいて、出張(研修)がある日のスケジュールです。
8:40 | 職場に到着 |
8:45~ | 朝礼 |
8:50~ | メール&問い合わせチェック、返信 |
10:00~ | 急ぎの仕事、次の日の準備 |
11:00~ | 出張場所へ移動 |
12:10~ | 道中のレストランで昼食 |
13:30~ | 研修(座学+グループワーク) |
17:00 | 研修終了、退勤 |
1日出張の場合は直行直帰が許されますが、午後からの出張の場合、午前はいつもどおり出勤→昼前に移動して出張先に向かっていました。
研修はだいたい16時30~17時くらいに終わることが多いので、職場に「直帰します」と連絡を入れてから帰宅していましたね。
1日出張のときは10時スタートの研修でも直行が許されていたので、当日の朝はゆっくりできました。
場所によっては普段よりも早く帰れたりするのも嬉しかったです。
公務員は休憩時間に何してる?
多くの公務員は12時~13時の1時間が休憩時間になります。
休憩時間は勤務時間に含まれないため、堂々と休憩してOK。
休憩時間に公務員がしていることを、私の経験にもとづいて解説していきます!
昼食→寝るor寝たふり
休憩時間になったら自分のデスクで昼食を食べて、食後はデスクに突っ伏して寝るパターンです。
短時間の睡眠ですが、とっても頭がスッキリするので午後からの仕事がはかどります。
本当に寝ている人もいれば、寝たふりをする人も。【寝ている=電話鳴っても取らなくていい】が暗黙の了解になっているので、推測にはなりますが、電話取るのがイヤで寝たふりをしている人もいます。
昼食→スマホを触る
食後は昼寝ではなくスマホを触って過ごす職員も多かったです。
勤務時間中にネットニュースやSNSをチェックできないので、休憩時間にチェックしているということですね。
1日デスクワークでパソコンを使っている人は、休憩時間にまで目を酷使してしまうことになるので、正直オススメしません。
スマホを触るにしても、たまにスマホから目を離して遠くを見るようにしましょうね。
外出する
昼食は自分のデスクで食べず、近くのレストランや食堂で食べる人も多いです。
気分転換もかねて外に出る人や、休憩時間中の電話を回避するために外出するなど理由はさまざま。
私は自分のデスクで昼食をとる派でしたが、ときどき外出してランチしてました。
特に天気の良い日は、気分転換になってオススメです!
まとめ
公務員の勤務時間について解説しました。
- 公務員の勤務時間は、基本的に7時間45分
- 8:30~17:15 or 8:45~17:30の勤務が多い
- 公務員の昼休みは、昼食→寝る・寝たフリ、昼食→スマホ、外出してランチ、の3パターンが多い
この記事ではあえて残業には触れませんでしたが、公務員の残業の実態が気になる・・・という方は以下の記事もご覧ください!採用説明会では聞けないような実情も書いております。